ビードロの語源は?ガラスの名前を調べてみたヨ☆

ガラスの異名はいくつある?玻璃、ビードロ、ぎやまん、いろいろ語源を調べてみました報告です☆

ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)

さて皆さん、
ガラスを意味する日本語っていくつ知っていますか?

硝子に玻璃、ビードロ、ぎやまん、
なんかいろいろあるけどいったいどこからきた言葉なのかしら?
ちょっと気になるガラスマメ知識、
頑張って調べてみたので良ければ参考にしてみてくださいネ☆

硝子

ガラスカット

まずガラス。
これはオランダ語の「GLAS」
もしくは英語の「GLASS」
を原料に硝石を使うので当て字で「硝子」としたそうな(・∀・)

これを最初にガラスと読ませたのは
明治の9年に官営の
品川硝子製作所が使ったのが初めてだそうです。
ちなみに大赤字覚悟で設立された会社で
ビール瓶作ってたそうですヨ。

玻璃

では、「玻璃」(はり)は?

一般的にはガラスの古名で
ことわざの「瑠璃も玻璃も照らせば光る」で
なんとなあく耳にしたことのある言葉。

サンスクリット語スパティカsphaika、
赤・白などの水晶を意味している言葉が語源とされていて、
原語には石英の意味もあり、
パーリ語のパリカphalikaからサンスクリット語化したとか
なんとかと書いてありました。

部長はサンスクリット語もパーリ語も初めて聞いたぜ(;・∀・)

あんまり情報を上手に拾えなかったのですが
特に「玻璃ガラス」と言う名前推しの技法は見当たりませんでした。

玻璃は水晶を指す言葉でもありますし、
いまいちガラスっぽい呼び方でもなかったですネ(;´∀`)

ビードロガラス

では次に古めかしい言い方の「ビードロ」。

マルコ・ポーロさんが鉄砲と同時に持ち込んだ「VIDRO」が語源で
ポルトガル語のガラスですね。
「ヴィードッロ」と訛って「ビードロ」となったようです。

ちなみにこのビードロ、
江戸時代に普及した硝子とは製法が異なるそうで、
現在普及しているガラスは江戸時代に広がった
「硝子・びいどろ」製法なんだとか。

えー?
じゃあビードロ製法ってつまりどれのことかいな、
と思ったら家に一個良い見本がありました。

その名も「ポッピン」もしくは「ポッペン」でございます。
笛もどきでございまして、
ガラスの弾力性(ほぼ皆無)を全力で楽しむ
ちょっとドキドキする玩具(;´∀`)
息を吹き込んだら「ポッペン!!」と鳴ります。
正直部長は怖くて吹けません。

お正月に一年の厄落としの意味を込めて吹いてた時代もあるそうです。

さてこのビードロガラスのポッピン様の
形状から考えるに
製法的にはバーナーワークで作るガラスですね。

トンボ玉とか、香水瓶とかあと大きくてもお猪口くらいが
サイズ的には限界の製法です。

「ビードロ」って部長的には
希少品感がある響きだなあと思ってましたが、
そもそも希少なものしか作れない製法だったからなんですネ!

ぎやまんガラス

さて最後は「ぎやまん」です。

聞きなれない人には絶対聞きなれない単語ですよね~(;^ω^)
そもそも「ぎやまん」はガラスを意味する単語では無く、
江戸時代、ダイヤモンド(金剛石)を指す言葉だったんだそうです。

オランダ語の「diamant」
ポルトガル語の「diamo」の訛りとも言われてて、
本来はダイヤモンドそのものを指してたけど、
外国語に疎かった大勢の日本人、
水晶などの宝石類や、ダイヤモンドで加工されたカットグラスとか
板状のガラス板を除いて
とりあえずピカピカする奴ぜーんぶ「ぎやまん」呼びに(;^ω^)

まあなんか、日本人の耳の悪さを考えたら
納得いくよーな気も(;´∀`)

現在ぎやまんガラスと言うと
ダイヤモンドのように輝かせる
カットガラスを主にイメージするかなと思います。
切子ガラスなんかもそうですね。

「ビードロ」と「ぎやまん」は割と混同されやすいらしいですが、
キレイでかわいいガラスの代名詞なんだな!くらいの認識で
十分だなーと部長は思いました。

えー、ガラスの名称色々まとめ、参考になりましたでしょうか。

ではでは本日もお付き合いありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/

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