[うつ]に効く!?無心で作れるガラスアートって?

積層ガラスアート

パワハラ退職後の「うつ」にも効いた!?無心で挑むガラスアート技法の紹介です。

ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ部長の
吉田絵美です。

いやー、だんだん暑くなってきまして
水と戯れたい季節となってまいりましたネ(;^ω^)

そうそう、今週末(2017/06/18)の
大阪枚方市京阪くずは駅前にて開催予定の

くずはふれ愛手作り市、無事抽選通りましたので!
ちょっと商品を追加せねば~(・∀・)
っとなりまして、
客寄せ商品として作っている非売品、

今日は私、部長吉田の「うつ」に効いた!?

積層ガラスアート

についてご紹介したいと思います☆

積層ガラスってなあに?

積層ガラスアート

そもそも聞きなれないガラスアートの
種類だと思いますが、
火を使わないガラスアート、
コールドワークに分類される技法のひとつです。

書いて字のまま、
積んで層にするガラスです。
板ガラスを任意の形に切り、
透明度の高い接着剤で空気が入らぬよう
慎重に接着し、
それを何層にも重ね、
ひたすら研磨を繰り返して作る
ガラスアート。

研磨しないで完成とする
場合もありますが、
積層ガラスアートで好まれるのは
ガラスの硬質さがよく解る
分厚いガラス、
任意の形に割るのは至難の業です。

断面こそが作品の肝なので
積層ガラスアートに挑む場合
願うフラットな断面が出なければ
ひたすら磨いて
理想の輝きを目指す形になります。

どうやって作るの?

悩む

部長が自宅でやっている方法を
紹介しましょう☆

用意する道具はコレ↓

・パソコン
・OHP紙
・OHP紙を印刷してくれる印刷機
・ガラス用感光性接着剤
・ブラックライト
・フロート板ガラス3mm厚
・ツボ万のダイヤモンド刃物グラインダー
・グラインダー用の替え刃極細目と粗目
・捨てていい大きめの水入れ
・車用磨き粉
・コルクシート
・目の保護用ゴーグル
・気管保護用マスク

本当は車の磨き粉じゃなく超極細目の砥砂
が欲しいのですが、
なかなか一般人には買えない
二ッチ商品でして(;^ω^)
現在は上記の道具で作ってます。

OHP紙ってなんぞやと申しますれば、
透明の印刷用紙になります。
最近は需要ががくんと減ったので(;^ω^)
大学の購買あたりに辛うじて生息してる
かもしれない投影用の紙です。
版画技法で使うこともある紙なので
完全廃版にならないことを祈る限り(>_<)

フロート板ガラスというのは
スタンダードな窓ガラスのことです。
強化ガラスじゃないですヨ(・∀・)
額縁ガラスのぶ厚いの、とかそんな板ガラスです。
一番安く手に入るからですが、
お金に糸目をつけないならば
色つきガラス板を使うのもアリです。
でもこの技法に至っては
厚さも選べて断面も透明な
フロート板ガラスが
かなり相性がいい素材かな~っと思います。

使う順番としましては、

①パソコンで気に入った画像をOHP紙に印刷
(私は好きな絵を描いてPCに取り込んで印刷)

②板ガラスをグラインダーの刃に収まるサイズ
(最大5㎝角くらいまで)に割る×5枚ほど

③割った板ガラスに合うように
印刷済みOHP紙を切りぬく

④ガラス板全てに接着剤を塗り

⑤空気が入らぬようガラス板とOHP紙を
重ねて層を作るように乗せていく

⑥ブラックライトで5分ほど硬化させる

⑦摩擦熱でガラスが割れぬよう
10秒ごとに水洗いしつつ
側面を延々とグラインダーで整える

(粗目でバリ取り
→中目で形を整え
→細目で限界まで磨き
→コルクシートを無理やりグラインダーに設置して
→車用磨き粉をたらしつつ仕上げ磨き)

と言うステップになります。

正直⑥までは10分で終わって、
⑦で1個作るのに半日かけてます(・∀・)
根気が命のガラスアート技法ですネ!

なぜ「うつ」に効いたのか?

混乱する心に

このガラスアート、
他のガラスアート技法に比べ、
全く頭を使いません。

ひたすら作業なのです。
研磨職人を目指すアートなのです。

イエ、本当に賞や称賛を狙ってたり
自信の心の内をすべて投影せんと作る
アーティストさんは
ものすごく緻密な計算の上で
製作しているのは間違いないのですが、
(そもそも作り上げようとしている
作品のサイズが違い、研磨機も工業用ですしネ)
一般家庭で作るとなると
本当に作業としか言いようがない工程です。

私の作り方だと
ガラスアートとしての美しさは
印刷画像に任せて、
その画像を美しく見せるために
側面をピカピカになるまで磨く、
ただそれだけです。

現代アートで
美術館のガラスの箱にさえ
入ってたらそれは何であろうとアートなんだぜ!
と言う極論ぶちかましてくる
作家さんもいるくらい、
ガラスは材質そのものが
高級感とアート臭にまみれているので、
素人にとっても作りやすいアートだと
私は思っております(ΦωΦ)

癒しを求めて

で、なぜ私の「うつ」に効いたのか。
瞑想が脳をリセットする、と
最近テレビでしょっちゅう
紹介されるようになりましたが、
この積層ガラスアート技法、
瞑想ができないほどに雑念で苦しんでる
「うつ」患者にはかなりちょうどいい
 何 も 考 え な い 
時間づくりに非常に役立ちます(・∀・)

パワハラで精神を追い込まれて退職した
当時の私は本当に大混乱の中に居ました。

音が質量を伴って襲ってくる感覚、
何をしても失敗しているという強迫感にさいなまれ、
本当に自分は無能で情けない奴だ、という
絶望感に始終振り回されており、
脳のリセットが必要だと心底思っては居ましたが

瞑想の初歩、目を閉じて自分の呼吸に集中する
この動作がまず不可能。

手足もガクガクバタバタと意思とは関係なく
暴れまわる誤作動を起こしていた当時、
(果たしてその症状が「うつ」なのか
違う何かだったのでは無いかと
かかった医者の診断を今でも疑っているのですが)

私は私を何一つコントロールできませんでした。

今思えば、私は会社で受けた理不尽に
心の底から怒り狂っており、
しかしその怒りを怒りと認識不能なほど
覆いかぶさるように貼り続けられた
「お前は仕事できないやつだ」という
職場からのレッテルに丸め込まれて
脳が暴走していたのでしょうネ(;^ω^)

悲しい

とにかく「何も考えない」をしたかった私、
脳の裏から響いてくる
もう辞めて終わった話になってる
職場の叱責やら催促やら
逃げ出した罵倒(幻聴)やらから
逃れるには
他の何かで頭をいっぱいにする」
方法が一番近道でした。

そしてこの「他の何か」は
できるだけ簡単で難しいものが良い

そこで私が選んだのが今回の

積層ガラスアートだったんですヨ(・∀・)

目標はガラス側面をピカピカにする、
これだけです。

回転するグラインダーに
削りたいガラス面を押し付けるのですけど、
力を入れすぎれば回転が止まるし、
抜きすぎればガラスが摩擦に負けて
吹っ飛んでいくので(;゚Д゚)
自分の体の力加減に終始
頭をいっぱいにしなければなりません。
吹っ飛んでいったら絶対割れますからネ(;^ω^)

削って磨いて磨いて、
ガラスは熱くなると割れるから、
摩擦熱が溜まってくる
10秒ごとに水につけて洗って、
少し手首を休めて。

日暮れ頃、ようやく側面がピカピカになるんですが、
本当に光を乱反射するように通して美しくて(*^^*)

一日がんばったなーって
遊んでたくせに自分を褒めてあげれる
すごい技法だと私は思っております。

積層ガラスアート

一見単純作業ですけどね、
美しく仕上げようと思うと
自分のコンディションを把握しつづける
プロスポーツ選手目指すレベルの
自己コントロール力が欲しくなってくるので
意外と単調でもなくなってくるんですヨネ。

砥砂が簡単に手に入るなら
共擦りと呼ばれる
板ガラスと板ガラスを滑らせて
お互いを削りながら整えていく技法
もかなりおススメです。

要はダイヤモンド刃のついてる
グラインダーで削らないで
ちょっとの水か油に砥砂を混ぜて
全手動で削るという
超原始的な技法になります

これぞ自身の肉体との闘い。

砥砂が手に入らないし
私はそこまでの根気はさすがにないので
やりませんけどネ!(・∀・)←

えーではでは本日はこれにて!
私は手作り市出店準備に走ります(ΦωΦ)
写真が少なくてゴメンなさいネ(;^ω^)
また別の記事でお会いしましょう(^^)/

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