ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ部長の吉田絵美です(・∀・)
えーと、私は近畿大学芸術学部芸術学科ガラス造形芸術コース卒、な
正しくアート系女子であるのですが、
そもそも何故ガラスアートを専攻に選んだの?
と言う長い自己紹介をしようと思います☆
私の夢は画家になること
ええと、ネット上にガラスアートクラブを展開する部長の身でありますが、
私の夢は実は「画家」なんです。
私は多くのアート系女子がそうであるように、
幼児の頃から絵が好きな子どもでありました。
将来の夢は
年少さんの頃から「おえかきやさん」一択
で大人になった口でございます(・∀・)
油絵デビューは小学校4年生。
受験で忙しくなる高校生まで年賀状は必ず手刷り版画。
紙工作よりも粘土派、粘土よりも平面絵画派で高校まで来た私。
ガラスアートとの出会いは大学に入ってから!
ええ、正直に申しましょう、
私の大学専攻の選択肢には本来ガラスアートは存在しなかった
のですヨ。
ガラスアートって、立体造形ですからね。
そして夢は画家。
そりゃあもう選択するときは悩みに悩みましたよ~。
近畿大学芸術学部の専攻は、3回生で初めて決定する仕組みでして、
1年目はガラスと版画と陶芸と油画を、
2年目はガラスと版画に絞って、
3年目でガラスアートに決定、と言う段階を踏んだのですが、
絵画派のくせに1年目で油画を捨ててる!?と言う不思議な結果になりました(◎_◎;)
大学で油画を先行しなかった理由は?
さて、何故私は画家志望のくせに
1年目でガラスアートを残し、油画を捨てたか。
理由は単純明快で
教授から学ぶ内容はすでになく、
選んだ大学は狭くて100号すらまともに描ける環境ではなかった
ことに起因しています。
なにせ油画デビューは小学4年生の時。
道具の使い方は理解しています。
デッサンの最低限の技術は大学に入る前の画塾で手に入れていました。
受験時の渾身の白菜デッサン↑
そして教授は写実派の先生。
中学生の時点で私のテーマは写実じゃないと見切っていたので
教授に尋ねたいことなど残っていません。
※中学時代の絵のデータが出てこなかったため、一番古い大学1年時の作品を持ってきました↑
家で描けない巨大サイズが描けるなら選択の余地がありましたが
近畿大学は自分のための創作スペースが手に入れられるのは3年生以降、
しかも100号キャンバスを平置きできない狭い空間しないんですよ(;^ω^)
油画なら自分のテーマ探求なんて大学でなくてもできる、と思った私。
それはまあ正解と言えば正解でしたが
私の貴重な大学での4年間、ずっと心の隅で悩み続けた選択になりました。
ガラスアートでアートする難しさ
さて、
版画は「そもそも版にする理由が浮かばなかった」為に却下し、
陶芸は「菊練り」なる修業期間に心折れて逃亡した私は、
アート界的に競合の少ない「まだまだ未開拓な分野」である
ガラスアートを専攻に選びました。
専攻をガラスアートにしたのは、
どうしても「アーティスト」として身を立てたいという気持ちが強かったためです。
岡本太郎率いる具体一派は「誰もやったことが無いこと」をやって成功をおさめました。
大学時代の私は30歳の今の私より、
「普通」であることにたいそう嫌悪感を持ってましたので(;^ω^)
「普通じゃない」モノを作れるガラスアートって
かなり魅力的な分野に見えたんですよ(・∀・)
しかし、しかしです。
ガラスアートの技術の広さ深さは半端ございませんでした((+_+))
えー、鋳造の一種になる
キャストだのパートドヴェールだの
フュージングやスランピング、
展示に伴い溶接技術との組み合わせ、
ステンドグラスに
モザイク技法
吹きガラスにサンドブラストや
絵付け技法の組み合わせ……
「アート」にたどり着く前段階で
大学時代は終わってしまった感がいまだにぬぐえずにいる次第でございます(;^ω^)
そして、ガラスアートの何がツライと言えば
うっかりすると日用品になってしまう、
技術的形状理由からくる、「これは××に使うもの」と言う固定観念から
抜け出せないデザインになってしまう点がありました((+_+))
まあ美しかったら何でも「アート」でいいじゃないという考え方もありますが、
一応芸大ですので、目に見えない「アート」の基準値なる物があるんですよ(;^ω^)
特に吹きガラス技法って
コップとかお皿とかを作る為に生まれた技法ですし。
ただの装飾の美しいコップ、お皿、
からもう一歩進んだ「アート」にするための「肉付け」に
非常に苦しんだ大学時代でしたね~(-“-)
なにせ、技術的にできることと
自分が表現したいこと
とのすり合わせがとても難しい時代でありました。
卒業後の今も苦しんでますよ、ガラスアート←
気楽に作れるガラスの「製品」じゃなくて、
やっぱり私は「ガラスアート」がしたいので(;^ω^)
資金と技術とその他もろもろ。
ガラスアートって奥が深いなあと思います☆
そうしてガラスアートを趣味にして、絵画に戻ってきた私
さて、一応ガラスアートの技法をさらっと触って大学を卒業した私。
やっと、自分で「これはアート作品だ」と言える作品を創作しだしたのは
就職してから3年目のことでした。
その間、ガラスアートと言うよりは
ガラス製品寄りのトンボ玉やステンドグラス作品は
ちょこちょこ作ってはいたのですが
自分の持つ「テーマ表現」に
どうしても技術も資金も追いつかなかったんですヨ(;^ω^)
例えば、大学時代に作ったコレ↓
をさらに発展させて多種多様な人の顔型を取り、ガラスで複製し、
一部屋全部埋めた作品を、と言う野望とか。
テーマはSNSの複アカ。
内面は見えるようで見えない。
見せてるようで見せてない。
わざと魅せるものもあれば、醜悪に創った顔もそこにはある。
ガラスは透けるのと透けないものを利用して、
とか色々考えているんですけど、
まあ資金がね!!
道具もですけど作ったモノの保管とか考え出したらキリがない……
そんなわけで、私は大学時に保留にした「絵画」に
戻ることにしたのでありました(・∀・)
現在の私のアートのテーマ
一言でまとめれば、「心の印象」をテーマに描いています。
詳しくは⇒コチラの記事にまとめたんですが、
私はモネが「光を描きたい」と純粋な目を目指したのに対し、
私は「言語化する前の名も無き感情」を描きたいんですヨ。
心は共有ができません。
どれだけ知りたくっても、望んでも、解剖して調べても、
正しく本人が感じたままを、他人が解することができないと
私は長患いした精神疾患時代に学びました(※⇒自己紹介記事参照)
私は、言語化される前の感情を、
どうにかして誰かと共有・共感する
疑似的体験を表現できないだろうか、といつも考えています。
「わからないけど沸き上がった気持ち」を
「わからないまま受け入れる体験」を
もっと簡単にできたなら、
解り合えなくて争うことも減ると思いませんか?
えーっと、⇒前回記事で言ってましたF100号作品は
無事仕上がったんですが
公募規約上「未発表であること」が条件ですので
ネット公開はあと半年ほど待っていただきまして、
今回は本日仕上げたF3サイズ作品を例にUPさせていただきました(・∀・)
また赤い絵ですけど、まあ秋なので許してください。
寒い季節は暖色が恋しくなるんです、無意識に←
やっぱりガラスを勉強した経歴のためか、
私はとにかく眩しい色が好きなんですね。
ピカピカ・キラキラが幸せなんです(*^^*)
写真より実物の方が断然ピカピカなので
また次回の手作り市出店時にお声がけいただければと思います☆
ではでは本日はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/