画家志望と壊れる椅子

【無題】吉田絵美作品

私、画家志望の吉田絵美が現在愛用している椅子は、20年以上前に購入された、妹の学習机の椅子である。
自分の学習机の椅子は5年前にクッションがダメになり、二トリで買った椅子は1年で破損。
高いのを買えばと言われそうだが、私の部屋の学習机は、まだ袖の引き出しが取り外し不可能タイプ。
幅が狭く机の下に入る椅子がそもそも選択肢として非常に少ない。まずクッションが良い椅子は入らない。
ここ数年は1年で壊れるような椅子をもう一度買う気は起こらず、上京したまま帰還しない妹の学習机用の椅子を借りパクしている状態だった。

その椅子が、とうとう本日壊れた。

一度も測っていないが私の体重がこの引きこもり期間中に増えたのか、そもそも座る時間が増えてしまって過負荷になったのが敗因か。
椅子を買いに行くことができない現在、由々しき問題である。座卓に移行しようにも、私はそもそも座卓暮らしができるような膝をしていないし、パソコンがデスクトップ型なのも辛い。テレビのある部屋では作業もできないし、配線に敗戦する未来しか見えない。
勇気を出してブログ更新を再開した途端にこの事件。出鼻を挫かれた感が酷い。
いやでも本当にどうしよう、椅子。

【無題(管理No.F0_2020_BLACK_01)】について

【無題】吉田絵美作品

さて、このF0サイズの黒背景の1枚は→赤いやつと同日に仕上げた。
あまり私は背景黒の作品を描いていない。理由は単純に、「欲しい黒」が手元に無いからだ。
できるなら、私はこんな輝く黒ではなく、吸い込まれるような黒が欲しい。

【無題】吉田絵美作品

99.9%ぐらい光を吸収すると言う噂の黒の絵の具は何処で買えるんだろう。
私が分かっているのは、アクリル絵の具のブラックは、つや消し状態よりジェルメディウムを被せたほうがより感覚的には黒が深くなる、と言うことくらいだ。
いろいろな色を透かせて作る黒では明るすぎる。黒は青より暖かいのだ。私の欲しい色の研究はまだまだ続くだろう。

【無題】吉田絵美作品

この絵の黒は、ターナーのジェットブラックの上に、ブラックラメダイアモンドを塗り、その上にサンドメディウムを薄くかぶせた。ジェットブラックのみよりはまだ深さが出たように思う。私の底なし沼の闇はもっとねっとりしているのだが、
これをどうやって表現したらいいのやら。ただ、黒に染まってもまたこの散らしている煌めきから新しい色が生まれていくので、この黒でもそこまで外れた色でも無い。

【無題】吉田絵美作品

主線は銀だ。冷たい無機質の代名詞のような色。磨かれたスチールには未来を感じるのに。
何にそんなに苛立っているのか、怯えているのか全く自分でも想像がついていないが、この絵も→赤いのと同様に外形線はかなりトゲトゲしている。綺麗だけど。

メインは青系統の配色で随分と静かな印象を受ける。トゲトゲしているのに。
描いた本人の癖にこの他人事感。昨日の描き上げた作品の話は正しく過去に落ちたんだろう。

【無題】吉田絵美作品

さて、起業家セミナーで教わった通り、
「日々の自分を全て書いて晒していけば、貴方は画家になれるでしょう」という、なんかの宗教みたいな言葉に則って、
こんなどうでも良すぎる話を一体誰が読むだろうかと悩みつつ、書き散らさせていただきました。
苦情も何も受け付けませんので悪しからず。
1通打つのに1時間以上悩んでしまうのでコメント返信はいたしません。申し訳ありません。

ではでは本日はこれにて。お付き合いありがとうございました!

(2020.4.23執筆【無題(管理No.F0_2020_BLACK_01)】)

吉田絵美 画家志望日記

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