ガラスとガラス質釉薬って何が違うの?簡単解説しちゃいます☆
ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)
今日の話題はガラスと釉薬について☆
貴方は陶芸に使う釉薬がガラス質で
できてるって知っていましたか?
簡単にガラスと釉薬について説明しようと思います☆
釉薬はガラス質
陶器をつやぴかっとさせるため、
素焼きの陶器に最後、
泥をかけて焼くんですが、
その泥を釉薬と呼びます。
「均一に塗らないと表面が割れるぞ!」
と陶芸ゼミの教授に脅されたのが懐かしい思い出です(;^ω^)
と、言うのも釉薬はガラス質でできてまして
ガラスそのものではないのですが
原料はほぼ同じ。
主成分は珪酸アルカリ類でできていまして、
ガラスとの大いなる違いとしてはここに
「アルミナ成分」なる物が入っていること。
部長は理系じゃないのでさっぱりぽんですが
このアルミナ成分のおかげで
釉薬はガラスそのものに比べて
ずいぶんと空気や気泡などが入りにくい
粘度になっているんだとか。
素焼きの陶器の隙間に潜り込んで喰い付けて
最後に膜を張れるくらい緩くなるんだなー
と言う認識でOKです。
ちなみにガラスそのものを溶かして
陶器に流し込んでも
なかなか釉薬のような仕事はできません。
ガラスアートの手法で
陶芸釜を使うキャストと呼ばれる技法の中に
植木鉢を使ってガラスを型に流し込む技があるのですが
(あくまで植木鉢は装置的扱いです)
完全な温度管理の元取り出した植木鉢に残ってるガラスは
ひび割れだらけでございましてよ(;^ω^)
正直陶芸釜で長く高温で溶かしても、
限界の硬さがはちみつレベルなので
どーしても植木鉢の凸凹と上手にお付き合いできないんですヨ。
そもそもガラスは釉薬より膨張係数及び収縮率が大きいです。
溶けてるガラスの体積は膨らんで、
冷めると結構小さくなっちゃいます。
で、このガラスの膨張係数は陶器と全く違うし
きちんと温度管理して均一に下げていかないと
冷める途中でガラス同士でも戻るスピード違いで割れるし
結構粘度が高いので熱に弱い陶器を割ったりします。
えー(。´・ω・)?
じゃあガラスを陶器の釉薬替りには絶対無理?
と言う話ですが
灰皿用の陶器で内側の底が
厚いガラスで覆われてるやつ
見たたことないですか?
これは灰皿の内側の底が平らになっているから
ギリギリ可能なコラボ作品となってます。
アレ結構ヒビ割れがたくさんあるなあと思いません?
そこがキレイで面白いんですけど、
厚くしないと釉薬のようにつるんとした表面が作れません。
また側面をガラスで覆うのも不可能案件です。
だってはちみつレベルの硬さですもん。
ゆっくり冷ましてたら流れ落ちちゃうし
急速に冷ましたらガラス同士が温度差で
割れちゃうんだもの(;^ω^)
なかなかガラスとガラス質釉薬の境目は
狭くて深い谷が有りますよねネ(・∀・)
では釉薬をガラス代わりに使えるか?
部長はやったことのある作家さんの知り合いもいませんし、
ネットを調べてもそれらしき記事は見当たりませんでした。
学生時代に実験しておけば良かったなあと後悔中です(>_<)
やるとするなら鋳造が一番現実的な手法かなあと思うんですが、
釉薬のほとんどが泥状なので(;^ω^)
もし上手に溶かせて冷めさせることができたとしても、
ガラスと言うよりは陶器的な何か
になりそうだなあと言う予想があります。
完全透明と言うのはちょっと想像しがたい感じです。
大学の恩師が授業中に
「釉薬でガラスアートできたら教授になれるよ!」
と言っていたので
まだまだ前人未到の領域となっております。
もし環境が整っているようでしたら
釉薬でガラスアート!
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
なかなかワクワクする議題ですよネ!
もしやってみた!と言う方いらっしゃいましたら
コメント欄にでも自慢しに来ていただければ幸いです。
部長はいつでもガラスアートを愛する仲間を募集中ですので(`・ω・´)
当クラブについて詳しくは⇒コチラから
貴方の入部楽しみに待ってます☆
P.S.
さて部長は今日何してたの?と申しますと
明日の京都八幡手作り市出店のため、
トンボ玉を作って商品補充してました↓
まだまだ基本で苦しむ部長でございます(;´∀`)
ただ形を整えるだけでもやっぱり難しいのが
バナーワークのトンボ玉づくり。
部長は徐冷時崩壊確立2割減の
単色+金の組み合わせが大好きでございます。
なんてったってお洋服に合わせやすいもんネ(ΦωΦ)
部長が使っている道具とかトンボ玉キットの
説明記事は⇒コチラを、
基本の形の作り方については⇒コチラ
の記事をご参照ください(・∀・)
ではでは本日はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/