謎に包まれているガラス工房の道具あれこれPART2!
今回は使用頻度激高「ジャック」についての説明です☆
ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)
さて今日は昨日の
⇒吹きガラスの窯の種類の話
に続きまして、
吹きガラスの道具のひとつ、
「ジャック」について
使い方と一緒に
ざっくり説明しようと思います☆
吹きガラスで使うこの道具の名前は?
母校の吹きガラス関係の道具が
ばばんと引っかかってる
壁の写真を撮ってまいりました(*^^*)
なかなかガツンとした
鉄の道具ばっかりですよネ☆
一番使うのはジャックと呼ばれる、
火ばさみと言うか
大きい糸切りバサミみたいな形の
コチラの道具↓
多少形に差はありますが
使い方は一緒です(・∀・)
まず吹きガラスは
下玉と言うやつを吹いて、
首を絞るという作業をするのですが↓
この首を絞るのに使うのが
このジャックになります。
何のためにこの首を絞るのかと言うと、
ガラスを竿から外すために絞っているんですよ。
ガラスと言うのは表面の傷から
ヒビ割れする素材。
くびれがあると、
軽く衝撃をあたえただけで
その部分にテンションがかかり
うまい具合に竿から外れてくれる
という寸法なのです(ΦωΦ)
まーしかし、このくびれを上手に入れるのも
素人にはなかなか……(;^ω^)
と言うか私はまず下玉吹きに大変苦労してました☆
頑張っても頑張っても空気が入らない(>_<)
卒業後7年目にして 再会できた吹きガラス専門の教授に聞いたら
「あれは窯の能力が悪かったんだよ~(・∀・)」
と言われましたけども☆
さらっと聞いたら
肺活量で頑張っている間は
巧くなれないそうです。
う~む、遠い道のりだ~(;^ω^)
ジャックはガラス成型の要!
ガラスを成型するのに一番有名なのは
紙リンと呼ばれる 水に浸した新聞紙ですが、
その次によく使うのがジャックです。
紙リンは外からガラスを成型する道具になってまして、
ガラスの首を落としたこの状態↓
になるとあんまり出番がなくなります。
この内向きになっている口を
もう少し外に向けたいな!
と思った時に主に使うのがジャックです。
ガラスの内側に差し込んで
ベンチで回転させますと
ガラスが均一に開いていくんですネ☆
口を開く道具は他にも色々ありますが、
スタンダードがこのジャック。
これがねーやりすぎると
コップを過ぎてお皿になっていくんですよね~(>_<)
そもそもこの口開き作業に持っていく前に
色々頑張っておかなきゃなんですけどネ☆
吹きガラスって結構時間勝負の部分ありますので(;^ω^)
思い出しても難しかったな~と思います☆
ではでは今回はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/