実は画家の必須スキル!?貴方はカッターで鉛筆を削れる?

実はカッターによる鉛筆削りは画家の必須スキル!?地味スキルカッター鉛筆削りを画家がマスターする理由とは?

ハイ、こんにちは、こんばんわ?
近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術コース
ガラス造形ゼミ卒と言う肩書き持ちの
吉田絵美と申します(・∀・)

えー、画家になろう!と思った場合、
まず思いつくルートは芸大に入る!!と言う
お勉強ルートの方が大半だと思うんですが、

芸大に入るにはデッサンができなければ
門前払いを食らいます。

絵の勉強をしたくて大学に行くのに
絵の勉強がある程度できていないと入れないとはこれ如何に。

まあそんな謎な現代ルールは置いておきまして、
本日の議題は

画家を目指すならカッターで鉛筆を削れ無きゃ駄目?

と言う素朴な疑問ついてです。

結論から言いましょう、

鉛筆をカッターで削れない画家は
間違いなくデッサンができないへたっぴです。

世の中鉛筆削り、山ほど出てますけどネ!
キャップみたいなやつから電動鉛筆削りまで。
今時のお子さんは彫刻刀すら
安全カバー付きと言う過保護具合ですヨ。
木を削る時しか刃が出てこないという
地味ハイテクノロジー商品です。
指、絶対ケガさせない仕様なんですって(;・∀・)

まあなので
カッターで鉛筆を削れる
と言うのはかなりレアスキル扱いになってきた時代ですが、
コレだけ様々な便利グッズに囲まれていながら
頑ななまでに
画家は鉛筆はカッターで削るモノとしている理由、
貴方はご存知でしょうか?

デッサン鉛筆の芯は1㎝は出てないと使い物にならない

コンテとは

そう、デッサン鉛筆の芯は1㎝と言う
市販鉛筆削りでは対応してない長さまで出すのが基本系だからです。

なぜ1㎝も出すのか、と言えば、
字を書くよりも芯の消耗スピードが速いのと、
面塗りを必要としたときに
鉛筆を寝かせて描く技を使用するからです。

鉛筆デッサンは奥が深いので今回は割愛しますけれども、
鉛筆タッチが作品の質感を左右する大きな要因となってます。
長めでも5㎜くらいしか芯を出さない市販鉛筆削りでは
芯の太さをコントロールし続けるのが
逆に困難になるんですネ(・∀・)

またデッサン鉛筆、と言いましたが
元はちょっとお高いだけの鉛筆です。
三菱鉛筆のユニじゃなくてハイユニを、
消しゴム付きの黄色い8900シリーズじゃなくて
トンボ鉛筆最高級モノ100鉛筆を、って言うことです。
元から1本160円もするステッドラーマルス鉛筆も人気ですネ。
私の受験時は今は廃盤になった
ぺんてるのハイポリマーを愛用してました。
文具オタクでごめんあそばせ?

で、なぜデッサン鉛筆はお高い方が好まれるのかと申しますれば、
鉛筆をカッターで削るから、
と言う理由も過分に含まれます。

何せ安い鉛筆は芯の硬度がそれほど一定していません。
力加減が一定でも場所によって
強度が足らなくてすぐ折れちゃうんですヨ。

で、削り方にも少々工夫が必要でして、
基本芯の長さの倍は木目が見えるようになだらかに削ります。
できるだけなだらかの方が寝かせ利用し易いし
削り中に力の入れすぎで芯を折るリスクを減らせますヨ。
芯が柔らかい4B以上の濃い鉛筆、
芯が固すぎる4H以上の硬い鉛筆を削る時は
なかなか神経を削られるため、
時間が決められている受験時には
全硬度3本ずつ削って持って行ったのは正解でしたネ。
受験生の皆さん、お金が無いのはわかりますけど、
腕と気力と時間を時に材料で買うのは悪くない選択だと思いますヨ!

カッターによる鉛筆削りは画家の必須スキル!

デッサン

絵の基礎基本はデッサンにあります。
構図のとり方、光の表現方法、質感、重量感、存在感!
2次元の中に3次元を詰め込む絵画において、
その人の表現目的が何であるにせよ、
画家を名乗る以上デッサンは
数学で言う四則演算に当たります。
使う使わない別にして、と言うやつですネ(・∀・)

表現の道具の使い方は基本と言うより
必須スキルと言っても過言ではないでしょう。

刃物怖い怖いと言っていたら
表現スキルも上がってきませんのでネ。
画家を目指すならば
十分に気を付けて、カッターでの鉛筆削り、
頑張って習得しましょう(ΦωΦ)

 ちなみに偉そうに語ってる私の絵はどんななんじゃいと言うと
こんな感じ↓

ハイ、デッサンの努力が欠片も見当たってませんけども、
大事なんですデッサンは。
そんな私の他の作品は⇒吉田絵美作品集までどうぞ☆

ではでは本日はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/

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