ガラスって実は……?美しい教会のステンドグラスのちょっとした秘密について☆
ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)
当クラブは
お家でも、ぼっちでも!?
気軽にガラスアートを楽しもう!
と言うコンセプトのクラブでして、
(⇒当クラブについて詳しくはコチラ)
あれこれステンドグラスレシピも公開してたりしますが、
皆さん、古い教会のステンドグラスの板ガラス、
下の方がちょっと分厚いらしいって知ってましたか?
作った最初の頃は
均一な状態を目指して(苦笑)
作られてるガラス板なんですが、
年月とともにだんだんと
「垂れて」きてるそうなんです(;゚Д゚)
ステンドグラス作品の全体で、
下の方がぶ厚い、と言う意味ではなく、
ステンドグラスのそれぞれのガラスパーツが
それぞれに下の方がぶ厚くなっていると。
えええ、なんで―どうしてー!?
と思ったので、ちょっと調べてまいりました~(・∀・)
ガラスは液体に分類される!!
そう、実はガラスは液体なんです。
あんなに硬いのに液体なんですヨ(;´・ω・)
どこからどう見たって固形物なのに、
科学的には液体に分類されるそうなのです。
ちなみに固体とは
粒子がきちんと整列している状態のこと。
結晶状態のことを指し、
ガラスは粒子(原子)が液体の時と同じように
バラバラのまま動かなくなっているだけなんだとか。
固体と言うよりも、限りなく粘り気が頑固になって
ほぼ動かなくなった液体、と言うイメージ。
窯に入れて融解させてるときと、
冷まして固まった状態のガラスの時の粒子の並びには
一切変化が無いという謎物体なんだそうです。
ガラスを急冷すると割れちゃうのも、
もともとの粒子の結びつきが弱いからなのかしら……?
ガラスは実は水にも弱くて(;´・ω・)
水中だと文具ハサミでも切れちゃうくらい
粒子同士の関係がとってもあいまいなんですよ。
⇒水中ならハサミでガラスが切れる!?ケモメカニカル効果について
こんなに身近なのにこんなに謎な物体だったとは(;´・ω・)
古くて美しい教会のステンドグラスが
年月で重力に負けて垂れてくるくらい
緩い硬さだったのはそのせいだったのネ!と
大変勉強になりました~(・∀・)
じゃあガラスは結晶化できないの?
ついでにガラスは液体だけど、
きちんと粒子を並べて結晶状態にってできないものなの?
と思って調べに行ったら
さすが日本は文明国ですネ!
きちんと開発されておりました。
その名も超耐熱結晶化ガラスと呼ばれる、
800℃からの急冷にも割れないという
ガラスの弱点を完全克服してる
耐熱衝撃性を持った商品が出てきました。
学校とかショッピングモールとかはもちろん、
ガス・IH調理器具に採用されているそーな。
熱に耐えて割れないのに
いったいどうやって加工して窓に嵌めるんだ(;゚Д゚)
いや、なんか加熱と冷却を巧いことコントロールして作ってるみたいですけども。
さっぱりポン案件ですよ。
技術自体は1950年代後半に確率されてたそーで、
熱膨張係数がほぼゼロという凄いガラスですよ。
プラスチックも割れにくいけど、
ガラスの輝きってやっぱり特別ですものね。
衝撃にも熱に強いガラスとか美的に最強すぎてうっとりものです。
日本って豊かだなぁと思いました(*^^*)
音でもガラスは結晶化する!?
さらに調べてみたら
先ほどの1950年代に開発されてた熱加工バージョンだけでなく、
最新の研究だと特定の周波数を与えることで
ガラスが急速に結晶化する現象が発見されているようです。
(※2017年5月2日の大阪大学のサイト記事より)
原理は論文読んでも芸術系の私には
さっぱりぽん!再び☆案件でしたが
知りたがっている企業が知ったら
ますます我々の暮らしが豊かになるんだろうなと
期待しちゃいますネ(ΦωΦ)
しかしてガラスが結晶化する音って
いったいどんな音なんだろう……?
世の中いくらでも不思議に満ち満ちているもんです。
今日もしっかりお勉強させてもらいました~(*^^*)
ではでは今回はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/