ステンドグラスでアートを作りたい!設計図を描こう②

実はそんなに絵心はいらないかも!?ステンドグラスアート設計図考察その②

ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)

前回の記事で「何を表現したいのか」が一番重要なんだ!と熱く語らせていただいた、
アートなステンドグラスの設計図の描き方考察その②ですが、

割と教室通いの皆さんは、

「絵心が無いから……(;^ω^)」とか
「細かいのは無理(>_<)」とか
「想像力が無くて( ;∀;)」とか

そんな理由で先生にデザインを丸投げ! と言う方がかなり多いなあと感じている私。
画材店勤務時代も良く本に載ってるデザインを拡大コピーしにくるお客さん、 結構頻繁にいてました(;^ω^)


それじゃあどうしようもなく 職人としての技能に終始してしまって
「私、面白い、と思っているかしら……?」
と謎のループに嵌っちゃう人もいるんじゃないかなあと思います。

ちなみに私、大学時代にはこの 「私は作業をしたいんじゃない!!アートをしたいんだー(>_<)」 と言う謎のジレンマに何度も陥ったタイプです(;^ω^)

新しい技法にチャレンジすると、
どうしても技法に振り回されてしまって
作りたい形に到達できないという壁が必ず現れるんですよね。
おまけにステンドグラスでも 鋳造グラスでも、
ガラスアートは最初の設計図がモノを言う世界。

エスキース(設計図のラフだよ)を何枚も描く、を繰り返し、
理想を表現するのに一番近い形を見つけ出してようやく制作に取り掛かる、と言う
机上の空想重視 と言う性質を持ってます(;^ω^)
作りながら変更する、見つけ出す、みたいな 無計画制作は基本御法度です。

前回語っていた通り、ガラス板そのものも自作する のが本来のステンドグラスですからね。
素材作って、再加工して……と言う展開である以上、
しょっちゅう変更してたらいつまでたっても仕上がらない(;^ω^)

イエ、絵を描く人でも 何枚も習作を描いてから大きい絵に取り掛かる人もいますよ!?
大変計画的で見習うべき部分だろうなと思うんですけど、
私、残念ながらフリーハンドで1発描き派なんですよ。
上の写真みたいなF3までの絵なら下描きなしで
直接キャンバスに絵の具のせて描き出すくらいには
無計画に精神の印象を追いかけて制作するタイプ。

デザイン

そのため、「設計図命!」となる このガラスアート作品制作が 「少々向いてない気がする」となる要素なんですよね(;^ω^)
エスキース何枚も描いてないでさっさと作って、
失敗は失敗で愛しておきたいんだけど、
ガラスってなかなか高価な素材ですものね(;^ω^)
お財布さんとの会話がツライところです(>_<)

ステンドグラスの設計図を描くのに、絵心は必要?

ステンドグラス フラックス用筆

さて、部長の計画的制作に対する苦手意識は放っておきまして、
ステンドグラスのアートの凄いところ。
実はあんまり必要じゃないんですよ「絵心」って。

もうね、ガラスと言う素材だけでアートなので。
そんなに頑張らなくてもアートにできるんです。

絵を描くことにも、ガラスをカットすることにも自信が無い方に
私が一番おススメできる「アート的思考法」として

10㎝角の中に2本線を引き、
○○を表現するカラーを3つ選んで塗って表現する

と言う、芸大受験性が大概練習する
色彩勉強法が大変役に立ちます。

コンテとは

テーマさえ決めていれば、
色も、配分も、必ず自分の中に答えが見つかります。

絵を描くのじゃなくてステンドグラスで表現するんですから、
必要な色のガラスを買いに行けばいいだけですし、
直線だけで表現する!
と言う枠を決めれば定規さえ使えるなら
「絵心」なんてたいそうなものは要りません。

3色で〇〇を表現するんだ!

と言う強い意志があれば、
それは「クラフト」ではなく「アート」になった、
と私は思っております(・∀・)

その色でなければ、
その配分でなければ○○は表現できなかったんですから
当然ですよね(*^^*)

例えば私がとりあえず3分で考えた春夏秋冬を表現する
ステンドグラスの設計図はこう↓なります。

色の力ってすごいですよね。
これがガラスならもっと高級感あふれるに違いないですヨ☆
線は2本しか引いてないけど、
ちゃんと意思があると思いませんか?

この方法のステンドグラスアートの設計図は
それほど気負わずにスタートできるので
是非チャレンジしてみてもらえれば幸いです☆
額装すれば絶対良い作品になりますよ~(ΦωΦ)

ではでは本日はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*