謎に包まれているガラス工房の道具あれこれ☆今回は窯についてザックリ説明!
ハイ、こんにちは、こんばんわ?
キラピカ☆ガラスアートクラブ
部長の吉田絵美です(・∀・)
先日、恩師の還暦祝いついでに
久々に母校近畿大学に
遊びに行ってきました~(*^^*)
やー、懐かしい。
そして別世界のように改築が進んでいる……!!
私が利用していたゼミ室は
丸ごと取り壊されてしまって(;^ω^)
新しい校舎が建ってました☆
ピッカピカの築2年!
入り口は目的地のガラスゼミ室(*^^*)
まー、どのゼミよりも
見栄えが良いですもんネ!
いかにも工房(*‘∀‘)感があって。
染色や織り、版画、陶芸や木工ゼミもあるけど、
うっかりすると印象が工場になるものなあ……
油画ゼミはどうしたって
製作過程は汚いしねぇ(;^ω^)
考えたなあ新校舎!と思いました(*^^*)
ガラスゼミは目立ててラッキーだネ☆
さてさてそんなわけで?
今日は吹きガラスの窯について!
皆さん、吹きガラスするのに
最低でも窯が3つ要るって知ってました?
吹きガラスを始めるには窯が3つ要る!
さて吹きガラスをするための窯3種の違いについて。
ガラスを溶かす 溶鉱炉
ガラスを再加熱する 再加熱炉(グローリーホール)
ガラスをゆっくり冷ます 徐冷炉
読んで字のごとくですけれども、
どれも本当にただの窯。
構造的には
熱源があって、
それをより効率的に温度管理するための道具。
しかし!吹きガラスにおいて
残念ながら兼用が難しい窯になってます。
それぞれの能力について
簡単に説明してみましょう(^^)/
ガラスを溶かす溶鉱炉
ハイ、こちら母校近畿大学の溶鉱炉です☆
ガラス造形を勉強できる大学はいくつかありますが、
ガス式を採用しているのはかなり珍しいんですって。
安全面と、ガラスの溶け具合の品質を考えれば
絶対電気釜の方が性能がいいんですけど、
電気釜って一度火を入れたら最期、
ずっと火種を落とせないという
超コスト喰いな設備になりまして(;^ω^)
管理が寝泊り必須案件に(T_T)
対してガス式は毎回火を落として帰れるし、
温めるのも2時間弱と管理が楽なんで
改築してもガス式で押し通したそうです(^^)/
まあ学生がつくったやつは
コップ一つとっても
売れる形になってませんしネ。
練習だからいいんです(*‘∀‘)
吹きガラスは修練の道なのだ~(>_<)
特徴としては簡易の蓋がついてて、
口が狭く、奥が深く壺型で
液体化したガラスを溜めれる形になっていること。
ガラスを溶かすための窯なので、
口の広さは最低限。
熱を逃がさないように作られております(・∀・)
ガラスを再加熱するグローリーホール
これが母校のグローリーホール☆
口の広さは溶鉱炉よりやや広い程度ですが、
最大の特徴は
中が空洞であること(・∀・)
吹いたガラス全体を再び温めるのが目的の窯ですので
筒としか言いようのない形。
ちなみにグローリーホールは
作品がでっかくなってきたら
口をがばっと開けれる仕様(ΦωΦ)
もちろん開けると温度が下がるので(;^ω^)
作品をとりだしたらすぐに
閉めるのも忘れずに(ΦωΦ)
また手前に竿を支える台があるのがわかりますか?
(あッ名前聞くの忘れた!)
結構長時間窯の前で
竿をくるくる回すことになるので、
この台が大変役立ちます。
ローラーが入っているから
より安定してくるくるできる仕様に(ΦωΦ)
いやー、もう、長い棒の先端にガラスの塊くっつけて
作業しますからね~
めっちゃ腕がだるくなります。
この台は必須道具ですヨ!
ガラスを冷ます徐冷炉
ガラスは急激な温度変化に弱いもの。
ゆっくり冷ますことにより、
作品が割れる可能性を
8割減してくれる窯になってます☆
ゆっくり冷ます、これ大事(ΦωΦ)
温度は他の二つの窯より低めですが、
しっかり時間で温度管理できるものが
最低条件です(・∀・)
本焼きする陶芸釜ほど高い温度は必要ないですけども、
マイコンは絶対必須グッズですネ!
またどの窯より大きいことが求められます。
だって空気吹き込むから吹きガラス。
体積めっちゃ増えてますもん☆
ガラス工房に行った時、、
いちばんでかい窯が徐冷炉なんだなーと思うと
わかりやすいかなと思います(*^^*)
やー、考えるだけで
とってもお金のかかる話だ……|ω・)
いつか手に入れたいけど
いつかって何年後になるかしら(;^ω^)
……めげずに色々頑張っていこうと思います☆
ではでは今回はこの辺で。
また別の記事でお会いしましょう(^^)/