コンテって何?本によって物が変わる必須画材について

コンテとは

コンテってつまり何て名前の画材なの?
真面目なアート初心者さんにコンテについて簡単解説!

ハイ、こんにちは、こんばんわ?
画材店勤務3年越え☆
生粋の画材オタクの吉田絵美です
今日はアートの必須画材「コンテ」について
簡単に説明しようと思います(*^^*)

素朴な質問「コンテって何ですか?」

悩む

皆さんコンテって知っていますか?

絵を描きはじめよう!と思って
最初にぶち当たるのが画材の壁です。
家にあるもので絵を描きはじめる人は
耳慣れないかもしれないこの「コンテ」

まじめな初心者さんほど
はじめての水彩画とか
はじめての鉛筆デッサン
とかの本を握りしめてお店にやってきて、
本当にまじめに

「コンテって何ですか?」

とよく聞かれたのですが

皆さんは「コンテ」って
何を想像されますか?

本によって「コンテ」は

木炭だったり
パステルだったり
鉛筆だったり
クレパスだったり
クレヨンだったり

なんか自由すぎてわからん(*_*)
存在だったりします。

コンテってなにをするための物?

ではコンテとは何か。
ざっくり言えば
下絵を描くための画材になります。

コンテという言葉はフランス語になりまして、
フランス人の画家兼科学者の
ニコラ=ジャック・コンテさんが
戦時中に開発した画材になります。

グラファイト(鉛筆の芯の素材だヨ)とか
炭(木炭がモロだね)を
蝋とか(クレパスやクレヨンだね)
粘土で(これが鉛筆芯)固めた画材のこと。

つまりコンテは
クレパスでもクレヨンでも
鉛筆でもいいのです。

そう、「コンテ」とは
そもそも安く描ければよろしいの!
という物資不足時代精神で
開発された画材なので
物が違ってても目的はたせれば何でもOK!
というざっくり判定の分類名となります。

このコンテのいいところは
素材のグラファイトのくず部分まで
有効利用できると言う点と
硬さの調整が利くという点。

鉛筆が10Hから10Bまで
濃さの差があるのは
画材としての進化になりますネ。

じゃあ買うべきコンテは?

販売定員時代の私がコンテとして
おすすめしていたのは

鉛筆の芯の固まりの濃いやつ

でした。

グラファイトと炭と粘土を
混ぜて作っているコンテですね。
等級の硬い8Hくらいだと
蝋も入っていそうな元祖コンテです。

太さは親指くらいあるかしら?

最近は手が汚れるのがやだって人のために
専用のホルダーも別売りされていたりします。

ふつうの木の鉛筆をコンテとして
利用しても何の問題もないですが
やっぱり画材っぽいものを
画材店員として
おすすめしちゃう次第です(^_^)

用途別にコンテを選ぼう!

しかし一口にコンテと言っても
画材として性質がいろいろあるのは事実。
絵画素人さんが
絵画初心者さんへプレゼントで送るんだ!
という場合でなければ
それぞれの用途別に
おすすめコンテは多少変わります。

まずは水彩画。
これは先ほどの鉛筆芯の固まりコンテが
おすすめです。
練りケシで消せるし
柔らかい4B以上を選べば
線の跡も残りにくいのがポイントです。

子どもが絵を嫌いになる理由

アクリル画ももちろん
鉛筆の芯の固まりコンテがいいです。
パステルとか使ったら
逆に上から乗せた絵の具と混ざったり、
フキサチーフを振ってしまったら
にじみ効果が出せなくなったりと
困った案件になってしまいますので
鉛筆芯固まりコンテがいいなあと思います☆

油彩画は?となれば
鉛筆よりさらに柔らかい
パステルや木炭が
おすすめのコンテとなります。
大変定着が弱いので
絵が決まったら
フキサチーフを振るのを忘れずに☆

とにかくデッサンを勉強するんだ!
という方には
基本の木の鉛筆を10H~10Bまで各3本づつ、
木炭を1箱ご用意するよう
教えてましたし
私もそれで芸大受験に備えました。
正直鉛筆の方は3本づつでは
足りなかったですね(;^ω^)
芸大生レベルの画力を求めて
精進する方は鉛筆だけで
200本くらい消費することを覚悟しましょう(・∀・)

三年がんばればこの程度には
描けるようになりましてよ↓

デッサン

私は正直デッサンについては
ホキ美術館は諦めなさい?レベルの子ですけれども
逆に言えば3年かければ誰でもここまでは
描けるという良い例じゃないかと(*’▽’)

ちなみに私は今はこんな感じの絵を描いてます↓

吉田絵美

言葉にできない感情を言葉にしないまま
絵にすると言うコンセプトで描いてます。
その他私の作品については
吉田絵美作品集へどうぞ
よければゆっくり遊んでいってくださいネ!

ではでは謎の必須画材「コンテ」について
参考になりましたでしょうか?
また別の記事でお会いしましょう!

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