[画家志望日記]脱ひきこもり対策に、趣味はどこまで有効か?

こんにちは、こんばんわ?
画家志望の吉田絵美です(・∀・)

えーっと、去年の⇒自己紹介を執筆した時点の私は
由緒正しく「ひきこもり」でございました。

ちなみに、「ひきこもり」の定義は内閣府の

「ふだんは家にいるが、趣味の用事のときだけ外出する」「近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が、「6か月以上」にわたり続いていて、「(引きこもる)きっかけが統合失調症または身体的病気」や「家事・育児をする」人たちを除いた人数

を指しております。

現在の私はヒッキー2年目にして就職を果たし、
趣味以外の理由でも外出するようになりました。

どうやって引きこもりから脱したのか?
どうして趣味なら家から出れるのか?

色々納得いかないと思われる方、多いと思います。
ですが、社会復帰した私から言えることが一つ。

趣味のために家から出られるならば、
社会復帰できる芽は残っている

と言うことをです。

脱ひきこもりを望んだ時、一番高くて厚い壁に感じるものは?

そこそこ長い期間、履歴書を空白にしてしまった私。
いざ、脱ひきこもり、レッツ就職!と動き出そう、と思った時に
一番恐怖を感じたのは

真っ白な履歴書

です。

私の2度目のひきこもりスタートは
就職先でのパワハラが第一要因でした。

ほぼ4年働いたのですが、
とにかく自分の仕事に自信がない( ノД`)シクシク…

○○ができる、とか、
社会に役立つ!とか、
そもそも「好きでもないこと」を「頑張る!」
と口にすることがどうやってもできない。

私にとって自分自身に対する嘘ほど精神摩耗することございません。
頑張れる気がしないのに、「頑張る」なんて他人様に金銭を掛けて約束できません。

コンテとは

そもそも私は画家志望。
デザイナーではなく画家志望。

文系寄りの美術系女子なので、数字の計算も苦手(>_<)だし
接客業は引きこもり族になった時点で向いているとは思えない。
1年の半分以上花粉症に苦しむ身で飲食業は危険すぎるし、
運動神経は体育で2しか取れたことないくらい
体を動かすのが下手なので体力勝負の工場勤務も難しい……

頑張りたいと思える仕事が何も思いつかない!

と言う残念結果に(ノД`)・゜・。
ハローワークさんにも、若年就職支援センターにも、
精神科のお医者さんにも、ソーシャルワーカーさんにもお世話になりましたが、

全員に頭抱えられましたネ(;^ω^)

やっぱり、一番いいのは「すきなこと」を理由にした仕事探し。
絵が描けます、と言えばまずおススメされたのはデザイナーの仕事。
でもまあ、私こんな絵ばっかりですので↓

人様の脳内を代わりにアウトプットする仕事、になる
デザイナーは私の得意分野からは外れます。
デッサンは↓くらいには描けますけども、

デッサン

楽しいかと言われたら楽しくない……
世の中写真あるんだから写真でいいじゃない……
となる程度には需要のある絵を描く気力を持ってない私。

仕事ってそういうもんよ、と言われたらそれまでですが、

ひきこもり」が脱ひきこもりを目指し出した時って、

もう二度と挫折できない気持ち

が非常に大きいんですよ。

崖っぷちギリギリです。
もう、これ、失敗したら二度と立ち上がりたくないくらい、
最後の気力を振り絞ってのチャレンジなんです。

ひきこもり、と言う安全シェルターに逃げ込んでしまった身にとって、
外界はとにかく厳しくてつらい場所。
だけど、家族はその場所へ出ていくことを心から望んでいると理解しているので、
一度「就職」と言う成功を果たしたら、失敗して逃げ帰ることはもう許されない。
ものすごく喜んでくれた顔の後に来る、
絶望の表情を明確に脳内に描けてしまうので、

向いていない仕事に就職するのが死ぬほど恐ろしい。

家族をがっかりさせたくない気持ち、
自分自身にがっかりしたくない気持ち、
これを如実に表す真っ白な履歴書。

この履歴書を、まず黒くできるかどうか、が
私にとって一番最初の、脱引きこもりステップになりました。

趣味があれば、履歴書は埋められる

さて話は表題に戻ります。
私の今回の就職は、大いに「趣味」に助けられました。

私は画家志望ですが、趣味にガラスアートがあります。
このサイトの名前も「キラピカ☆ガラスアートクラブ」ですしね(・∀・)

えー、このガラスアートの趣味も基本
非常に就職に結びつかない分野でして、
これでご飯を食べたければ
工房に弟子入りして後に工房を引き継ぐ(起業)か
道具あれこれ買い込んで教室を開設する(起業)か
建築の勉強をしてデザイナーになる(起業)か

とにかく起業するしか基本的に喰えないのがガラスアート。

ステンドグラス

なにせ大学で勉強した身でも道具一個買うのに非常に苦労するんです。
まず小売店が少ないし、卸売り店は大量買いしか許してくれない。
私だって貼れるものなら貼りたいんですよ、ガラスアートの販売リンク。
密林さんが直販しない程度には物流が悪い商品ばかりなので、
今流行りのネット起業のアフィリエイト商法すら
ままならない残念分野、ガラスアートが趣味の私。

起業とかひきこもりにとってハードル高すぎ案件でございます。

何故にそんな需要の無い「趣味」が就職に役に立ったのか?
と言えば、

私がこの趣味を理由にしてなら、
家を出て活動することができたから、なんです。

趣味の為なら家を出れるひきこもりの強みとは?

わたしはこのひきこもり期間中、
趣味であるガラスアートの活動として、

ガラスアート

①サイトを立ち上げウェブ関連の知識を磨く

手作り市

②手作り市に出店する

③ワークショップを開く

と言うチャレンジをしておりました。
もちろんいろいろな人の支援があって初めて実現したものもあります。

「頑張ります」は書けなくても、
「実践した事実」を書くのはそれほどハードルは高くありません。

記録を残してあれば、
「頑張らなくてもできること」を
過不足なく伝えることもできます。

私はこの趣味の活動のおかげで、
真っ白な履歴書を、
黒くすることができたんです。

くずはふれ愛手作り市

私はこの「イベント運営能力」と「ウェブ関連知識」を評価されて、
今職場で非常に重宝される社会人になりました。
どちらも趣味から派生した技術であり、
「頑張らなくてもできること」です。
無給で自主的にやれるくらい向いてる内容だったんですからね(・∀・)

身内が引きこもりになってしまった、と言う皆さん。
まだ、「趣味」と言う砦があるなら、
その「趣味」を極めさせるのも、また脱引きこもり支援になりえます。
「好きなこと」なら頑張れるなら、
「好きなこと」を頑張って、それで履歴書を埋めればいいんです。
それを埋めれたら、
あとはハローワークの人が一番向いている仕事を教えてくれますよ(・∀・)

デザイン

白い履歴書、怖いですよね。
でも会社の人って、働いていない期間が長い人でも、
「やってきたこと」さえあればちゃんと能力を評価してくれます。
まだ履歴書が真っ白なままだという方は、
まずは今一番嵌ってる、「趣味」の活動を箇条書きにしてみてはいかがでしょうか?

ではでは本日はこの辺で。
私、吉田絵美の他の作品は⇒コチラから
ガラスアートのあれこれについては⇒トップページ
いろいろのせておりますので、
良ければ遊んでいって下さいね☆

それではまた別の記事でお会いしましょう(^^)/

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